サウナと岩盤浴の違いって知ってる?効果の違いやメリット・デメリットも解説!

サウナと岩盤浴ってどう違うの?

サウナに行くか岩盤浴に行くか迷っている

サウナと岩盤浴について、こんな疑問がある方も多いと思います。

結論から言うと、サウナか岩盤浴かは、目的に合わせて選ぶのがおすすめです◎

サウナと岩盤浴はどちらも発汗を促す温浴法ですが、似て非なるものです。

今回はサウナと岩盤浴の違いを項目別に比較していきます!

\この記事はこんな方におすすめです/

  • サウナについて知りたい
  • 岩盤浴について知りたい
  • サウナと岩盤浴の効果の違いが知りたい
  • サウナと岩盤浴の入り方が知りたい
  • サウナと岩盤浴どちらにするか比較して決めたい

サウナと岩盤浴で迷っている方は参考にしてみてください◎

もくじ

サウナとは

サウナとは、80~100度の高温に温められた室内で身体を温め汗を流す、フィンランド発祥の温浴方法です。

一般的に、サウナ→水風呂→外気浴を3回ほど繰り返して、血流を促し自律神経を整えます。

高温で湿度が低い「ドライサウナ」と、低温で湿度が高い「ウェットサウナ」があります。

岩盤浴とは

岩盤浴とは、室温40度前後の部屋で、温められた天然鉱石の上に横になり、岩盤から発する遠赤外線の温熱作用で身体を芯から温める温浴方法です。

岩盤に使用される天然鉱石の種類によって若干効果が異なるため、複数の鉱石を使用している施設もあります!

サウナと岩盤浴は似てるけど、身体の温め方が違うね

サウナと岩盤浴の違い【温度・発汗】

温度・湿度

サウナ岩盤浴
温度ドライサウナ:約80~100度
ウェットサウナ:約40~60度
約40~60度
湿度ドライサウナ:20%以下
ウェットサウナ:ほぼ100%
約60~80%

サウナと岩盤浴の違い【発汗・デトックスの仕方

サウナと岩盤浴ではかく汗の種類が全く異なります。

温浴による分泌物には、「汗」と「皮脂」があります。

汗は汗腺から、皮脂は皮脂腺から分泌されます。

主にサウナでは汗腺からの発汗により、「汗腺の働きを強化する効果」「体臭予防の効果」があります!

岩盤浴では皮脂腺からの老廃物の排出により、「新陳代謝向上」「デトックス効果」が得られます。

サウナの発汗

サウナでは汗腺からの発汗がありますが、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という2種類があります。

エクリン腺はほぼ全身に分布し、本来は99%が水で匂いはなくサラサラしています

普段汗をかく機会がなくエクリン腺の機能が衰えているとベタベタした汗になります。

  • 暑い時や入浴後など体温調節のためにかく汗
  • 辛い物を食べた時や緊張状態の時に反射的に出る汗

などがエクリン腺から分泌されます!

一方アポクリン腺は脇や耳の裏、外陰部など限られた場所にのみあり、汗の分泌量は多くありませんがタンパク質や脂質を含み、ベタベタしていて匂いがあります。

岩盤浴の発汗

岩盤浴では皮脂腺からの発汗があります。

皮脂腺は頭部、額、背中、胸部に多く分布し、脂肪酸やコレステロール、老廃物などの毒素を排出します!

いわゆるデトックスにはこの皮脂腺からの分泌が必要なのですが、意識して発汗作用を高めていかないとなかなか排出されません。

  • 長距離のマラソンなどの有酸素運動
  • エアロビックス
  • 半身浴で身体の芯がジワジワ温まった時

などにようやく皮脂腺から分泌されます。

また、皮脂腺から出た汗からは皮脂膜がつくられ、皮脂膜には肌の潤いを守るバリア機能があります◎

エクリン腺は独立して皮膚表面に、アポクリン腺と皮脂腺は毛根部に開口しています。

サウナ岩盤浴
種類主にエクリン腺からの発汗主に皮脂腺からの発汗
含まれるもの99%が水・塩素・尿素皮脂・毒素・老廃物
汗の出方短時間でたくさん時間をかけてじわじわ
形状サラサラしているサラサラしている
効果汗腺の働き強化・体臭予防新陳代謝向上・デトックス
匂い無臭(放置すると常在菌と混ざり匂いが発生する)無臭(放置すると常在菌と混ざり匂いが発生する)

サウナと岩盤浴の違い【身体への効果

サウナの身体への効果

サウナの場合は、高温のサウナからすぐに水風呂に入ることにより血流が促されます。

休憩をはさみながら繰り返すことによって自律神経が整っていきます。

自律神経が整うと安眠効果や胃腸の働きが良くなる効果があります◎

またサウナ→水風呂→休憩をセットで行う温冷交代浴は、交感神経と副交感神経の活動に大きく働きかけるため圧倒的な爽快感を得ることができ、リフレッシュします!

岩盤浴の身体への効果

岩盤浴の場合は、鉱石に寝転ぶことにより遠赤外線の温熱を直に受けて、じっくり身体の芯を温め積極的に皮脂と汗を出すことができるため、新陳代謝が向上し毒素のデトックスになります。

サウナとは違い、程よい暑さの部屋に寝転んだ状態で15~20分と少し長めに入るため、休憩をはさみ終始リラックスできます。

サウナ岩盤浴
血行促進新陳代謝向上
自律神経を整える毒素のデトックス
リフレッシュリラックス

サウナと岩盤浴の違い【美容面での効果

サウナの美容効果

サウナで血行が良くなると肌表面の毛細血管までしっかり酸素がいきわたるため、くすみが改善され肌の血色が良くなります。

また、汗で毛穴が開き角質が柔らかくなって、その後の毛穴ケアがしやすくなります。

頭皮の血行も促進され髪に艶やハリコシが出たりと、髪にもうれしい効果があります◎

岩盤浴の美容効果

岩盤浴では普段の生活ではなかなかできない皮脂腺からの発汗ができるため、肌の潤いを守るバリア機能が高まります。また毛穴から毒素や老廃物が排出され、ニキビなどの肌トラブルの改善・予防になります。

頭皮の毛穴の詰まりや汚れを落とす効果があるので、抜け毛・薄毛予防になります。

サウナ岩盤浴
血色が良くなりくすみ改善バリア機能を高め潤い肌に
毛穴角質が柔らかくなるニキビなど肌トラブルの改善・予防
栄養がいきわたり艶・ハリコシUP抜け毛・薄毛予防

サウナと岩盤浴、どちらも健康と美容に嬉しい効果があるね!

サウナと岩盤浴の違い【入り方

サウナ岩盤浴
入室中座る横になる
服装岩盤浴着
時間5~10分15~20分
回数2~3セット2~3セット
流れサウナ→水風呂→休憩岩盤浴→休憩

サウナと岩盤浴の【マナー・注意点

サウナのマナーと注意点

  • サウナ室では会話は控えてなるべく静かに過ごしましょう
  • サウナの前後には必ず水分補給をしましょう
  • 汗や水滴を拭いてからサウナ室に入りましょう
  • 水風呂は汗を流してから入りましょう

サウナのマナーと注意点についてはこちらで詳しくまとめてあります。

岩盤浴のマナーと注意点

  • 岩盤浴内での長時間の睡眠はやめましょう
  • 岩盤浴内や休憩スペースでの大きな声での会話は控えましょう
  • 岩盤浴の前後には必ず水分補給をしましょう
  • 岩盤浴内へのスマホや雑誌、漫画などの私物の持ち込みはやめましょう

サウナと岩盤浴の違い【メリット・デメリット】

サウナ岩盤浴
メリット・サウナ(高温)→水風呂(低温)の温度差で爽快感を得られる
・裸なので開放感がある
・岩盤浴と比べて料金が安価
・寝転んだ状態で長時間ゆったりできる
サウナより心臓や血管への負担が少ない
・休憩スペースが利用できたり漫画が読める施設もある
デメリット・寝転べない
・男女での利用ができない
・サウナと比べて料金が高価
・岩盤浴エリアからお風呂までの移動が必要

結局サウナと岩盤浴どちらがいいの?

サウナと岩盤浴、どちらもそれぞれメリットがあります◎

汗をたくさんかいてすっきりしたい時や夜ぐっすり眠りたい時はサウナ、寝ながらゆっくりしたい時やデトックスメインの時は岩盤浴など、目的や体調に合わせて選ぶとより効果も高まります。

体調に余裕がある時はサウナと岩盤浴両方入るのもおすすめです!

色々試しながら自分に合った温活を楽しんでみてください!

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この記事を書いた人

yukiのアバター yuki サウナ好き美容師

サウナ歴1年半、美容師歴12年
サウナに魅せられハマっていくうちに、サウナは美容にも良いこと尽くしだと知り、サウナの良さを広めたく発信しています!
主にサウナ関連、レビュー、サウナと美容の関係についてなどを美容師目線で書いています。
趣味はサウナ、旅行、ドラマ鑑賞、
飼い猫との戯れなど
サウナ・スパ健康アドバイザー取得

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