サウナはたくさんの人が利用する施設です!
みんなが気持ち良く入れるように、一人一人がマナーを守って利用することが大切です◎
サウナに入りたいけどルールとかあるの?
サウナで注意することって?
そんな方のために、ここではサウナでの基本的なマナーと、サウナに入る際の注意点をおさらいしていきます。
\この記事はこんな方におすすめ/
- 初めてサウナに入る
- サウナに入る前にマナーをおさらいしておきたい
- サウナに入る際の注意点が知りたい
それではさっそく見ていきましょう!
サウナに入る際のマナー
効果的なサウナの入り方についてはこちらにまとめてあります。
まずは身体を洗いましょう
これは温泉や銭湯の湯船に入る前と同様のマナーです。
サウナは大量の汗をかく場所なので、事前にしっかり汚れを落とし、清潔な状態で利用しましょう◎
サウナ室へは身体を拭いてから入りましょう
これはあまり知られていませんが、サウナ室に入る前は身体の水滴を拭き取ってから入りましょう。
床や椅子に敷いてあるマットを清潔に保つためと、気化熱(水分が蒸発して気体になる際に周囲の熱を奪う性質)によって体温を奪われるのを防ぐ効果もあります。
サウナ室で効率よく汗をかくためには、最初に身体の水滴を拭いてから入るのが最適です◎
サウナマットやタオルを敷いてから座りましょう
サウナ室のベンチ座る際は、サウナマットやタオルを敷いてからその上に座りましょう!
施設によってはベンチにマットが敷いてありそのまま座れるところもありますが、たくさんの人が座って汗をかく場所なので、衛生的にも直で座るのは避けた方がベターです。
また、サウナ室の入り口に共用のビート板が置いてあり、サウナマットとして使えるところもあります。
このビート板は混雑時は使えないこともあるので、自分専用のサウナマットを用意していくと便利です◎
頭髪から汗や水滴が滴る場合はサウナハットやタオルで覆いましょう
頭から出る汗や、髪から滴る水滴もサウナ室の床や椅子を濡らしてしまう原因になります。
髪が長い方は結んで、サウナハットやタオルで覆いましょう。
サウナハットは頭髪の保護やのぼせ防止にもなるので一つ持っておくのがおすすめです!
サウナ室ではお静かに
サウナは様々な方が利用します。
何も考えずぼーっとしたい人、ゆっくり考え事をしたい人、テレビを見たい人、ロウリュの音を楽しみたい人など、サウナの入り方は人それぞれです。
友人や家族とのお喋りはなるべく控えるようにしましょう。
会話が必要な時はヒソヒソ声で話すのがマナーです!
サウナでもお喋りできるひとときを楽しみたいという方は、周りを気にせずサウナに入れる個室サウナやプライベートサウナがおすすめです!
サウナ室でタオルを絞らない
サウナでかいた汗を拭いたタオルや、濡らして持ち込んだタオルは、サウナ室内では絞らないのがマナーです!
絞った水分でサウナ室の床が汚れ、匂いや劣化の原因となります。
必ず事前にタオルの水気を絞ってから利用しましょう!
ロウリュの前には周りの方に一声かけましょう
セルフロウリュができるサウナでは、ロウリュをする前に周りの方への気遣いとして「ロウリュしていいですか?」などの一声をかけてから行いましょう!
ロウリュは1回につきラドル1〜3杯かけるのがベストです◎
また、ロウリュのかけ過ぎでサウナ室が熱々になるのを防ぐために、サウナ室にロウリュ用の砂時計がある施設もあります。
ロウリュしたタイミングで砂時計を回し、砂がなくなったら次のロウリュのタイミングの目安となっているので、砂時計を確認してからロウリュを行いましょう。
水風呂に入る前はかけ湯・かけ水をしましょう
サウナから出た後は必ずかけ湯・かけ水をして汗を流してから水風呂に入りましょう。
この水風呂のマナーは、人気サウナドラマ「サ道」でも主人公のナカタ(原田泰造)が、汗を流さないで水風呂に入る人を「かけず小僧」「マナー違反中のマナー違反」と、何度か注意を促しています!
汗を流さずそのまま水風呂に入る行為はだれが見ても気持ちのいいものではありません。
また、サウナで温まり血管が拡張した状態から急に水風呂に入ると、急激な血圧の変化が起こり、血管・心臓へ負担がかかることがあります。
必ずかけ湯やかけ水でワンクッション置いてから、水風呂に入るようにしましょう!
水風呂は潜らない・泳がない
温泉や銭湯の湯船と同様に、水風呂は潜ったり泳いだりするのは衛生的にもマナー違反です!
浸かるのは肩までにとどめましょう。
また、サウナ後に水風呂に入り動かずじっとしていると、皮膚と水の間に、サウナ用語で通称「羽衣(はごろも)」と呼ばれる空気の膜が形成されます!
この膜とは「温度境界層」のことで、熱交換作用により熱い身体と水との間にぬるま湯のような層が形成され、この層のおかげで水の冷たさが直接伝わらず心地良い温度で入ることができます◎
水風呂で潜ったり泳いだりしてしまうと、他の人の羽衣を剥がしてしまうという恐れもあります。
休憩椅子を使った後は水をかけましょう
外気浴や内気浴で休んだ後は、使用した椅子に水やお湯をかけて退席しましょう。
これは次に使う人への気遣いになります◎
だいたいの施設では湯船の端に桶が置いてありそのままお湯をすくってかけることができます!
最近では椅子の近くにかけ湯用のシャワーが設備されている施設もあります!
サウナでの注意点
サウナでは必ず水分補給をしましょう
サウナでは1セットで300ml~500mlの水分が汗や老廃物として排出されます。
十分な水分補給が足りないと頭痛や吐き気などが伴う脱水症状になりかねません。
3セットで約1ℓの水分を取るのが理想です!
効率よくデトックスを行うには、1度に大量の水分を取るのではなく、1セット毎サウナ室に入る前にこまめに水分補給をしましょう。
食事後・飲酒後はサウナに入るのを避けましょう
食事直後のサウナは消化不良の原因になることがあります。
食べ物を消化する際、胃腸などの消化器官に全身の血液が集められます。
ところがサウナに入ると全身の血行が良くなることにより消化に必要な血液が胃腸に届かなくなり、結果的に消化不良を引き起こしてしまいます。
食後1~2時間は空けてからサウナに入りましょう◎
飲酒後の酔った状態でサウナに入るのもタブーです。
アルコールには血管を拡張させて血圧を下げる働きがありますが、サウナも同様で血圧が下がる効果があります。
血圧が下がりすぎるとめまい・立ちくらみや目の前が真っ暗になるといった症状が出て、失神する危険があります。
酔った状態で正常な判断ができず、サウナや水風呂に長時間入ってしまったり、転倒の恐れもあります。
飲酒後はサウナを控え、翌日以降にしましょう◎
体調が悪いときはサウナに入るのを控えましょう
風邪を引いている時や体調が悪い時にサウナに入ると治りそうなイメージもありますが、良くなるどころか悪化して治りが遅くなってしまいます。
風邪の時は体温調節機能が正常ではないため、サウナに入ると身体に負担がかかり体力が奪われます。
発熱の時は発汗により体温を下げようとする働きがあり、サウナでの大量の発汗は脱水症状などの危険があります!
また他の人に移してしまう可能性もあるため、体調不良の時はサウナを控えましょう◎
もともとサウナには免疫力が向上する効果があるため、定期的にサウナに入ると風邪予防につながります。
持病がある方は医師に相談を
サウナと水風呂の温冷交代浴は、免疫力を向上させる効果がある一方で、血圧が急激に変化するため血管や脳、心臓への負担も大きくなります。
持病や体調に不安のある方は医師に相談するようにしましょう。
サウナのマナーと注意点のまとめ
以上がサウナに入る時の最低限のマナーです。
周りの方への気遣いを持ってサウナ浴を楽しみましょう!
また、サウナや水風呂、外気浴を独り占めしたい時にはプライベートサウナがおすすめです。
昨今のサウナブームで、貸切や個室になっているサウナ施設も増えてきているので、より自由で贅沢な時間を過ごせます!