サウナは好きだけど水風呂は苦手・・・
初めてサウナに入るけど水風呂に入れるか不安・・・
水風呂に苦手意識がある方も多いのではないでしょうか!
私も初めは水風呂が苦手でしばらく水風呂には入らずにサウナライフをしていました。
わたしが実際に実践した方法をもとに、水風呂の克服方法についてお伝えしていきます◎
水風呂は入った方がいい?
そもそもサウナでは水風呂は必ず入った方がいいのでしょうか?
結論から言うと、水風呂は入っても入らなくても、どちらでも正解です◎
日本の銭湯などでは、サウナと水風呂のセットが古くからの文化です。
今やサウナのメインは水風呂と言っても過言ではなく、サウナ愛好家の方々は、レベルの高い水風呂を求めて色々なサウナを巡ったりしています。
しかし、実はサウナ発祥の地、北欧フィンランドではサウナの後に水風呂に入るという文化はありません。
フィンランドでは、サウナで蒸された後は外気浴で休憩がてらリラックスをするのが一般的です。
湖がある地域では極寒の湖に飛び込んだり、雪にダイブしたりといったこともあるそうですが、それもたまにで、基本的には水風呂で冷やすのは日本のサウナの文化です。
フィンランドでは外気がそもそも冷たいのでできることですね!
とはいえ日本の銭湯や温泉などのほとんどのサウナには水風呂がつきものです。
熱々の高温サウナで蒸された後にキンキンに冷えた水風呂に入ると、その後に整いが待っているのも事実です!
水風呂の種類と特徴
水風呂はサウナ施設によって温度や水質など様々です。
一般的な水風呂は16度前後に設定されているところが多いです。
水風呂の中でも特徴的な水風呂をご紹介します!
シングルの水風呂
シングルとは温度が1桁台の強冷水の水風呂のことを言います。
シングルの水風呂のみの施設は珍しく、8度、16度、25度など、複数水風呂がある中にシングルの水風呂があるのが一般的です◎
痛さを覚えるほどの刺激があるので、シングルの水風呂に入れる方はサウナ愛好家の中でも特に上級者だと言えます。
熱々の身体も一瞬で全身が冷えるので、その刺激的な爽快感がクセになる方も多いと思います!
シングルの水風呂がある施設も数少ないので見つけたらぜひ挑戦してみてください!
バイブラ付きの水風呂
バイブラとは浴槽の底からジャグジーのようにぶくぶくと泡が出ている水風呂のことです。
バイブラがあることによって体感温度がグッと下がり、より冷たく感じる効果があります◎
水風呂ではじっとしていることにより皮膚と水の間に空気の膜ができて、温度を感じにくくなります。
この空気の膜のことをサウナ用語で通称「羽衣(はごろも)」と呼びます!
バイブラは羽衣も剥がされてしまうので冷たい水風呂が好きな方にはおすすめです!
天然水の水風呂
水道水ではなく自然にろ過された天然水をそのまま掛け流しにしている水風呂もあります。
塩素処理された水とは違って、天然水の水風呂は柔らかく包み込まれるような水質感が特徴的です◎
水がきれいな地域でしか味わうことができないので、ぜひ一度は体験していただきたい水風呂です。
水風呂の概念が変わります!
静岡県にある、サウナの聖地として有名な「しきじ」の水風呂は飲める水風呂としても有名です。
富士山のミネラルウォーターが掛け流しされている水風呂です!
水風呂を克服する方法
魅力的な水風呂がたくさんあるので、苦手な方にもぜひ一度挑戦してみていただきたいです。
水風呂が苦手な方向けにいくつか克服方法をまとめたので参考にしてみてください!
水風呂の前のかけ水はぬるま湯にする
水風呂に入る前には必ずかけ水をしてサウナでかいた汗を流すのがマナーです。
そのかけ水を水風呂より温度が高めのぬるま湯にするという方法があります。
いきなり冷たい水をかけるよりもワンクッション挟むことにより、身体が温度変化に対応し、水風呂に入りやすくなります。
かけ湯をする時も、立ってするのではなく、膝をついてしゃがんだ状態でかけると体感温度が和らぐのでおすすめです。
サウナの前に温泉につかる
水風呂に入れない要因として、身体の芯から体温が上がりきれていないということがあります。
芯から温まってないと水風呂に入るのもきつい上に、外気浴でもすぐに身体が冷えてリラックスどころではなくなってしまいます。
しかし体温を上げようとしてむやみに長時間入ったり、何度もロウリュしたり、苦しいまま我慢したりするのは、脱水症状やめまいなどが起きてかえって逆効果です。
そこで、芯から体温を上げるために、サウナに入る前に温泉などのお湯につかるのもおすすめです◎
温泉の効果によってはかなりぽかぽかになるので、5分程度で大丈夫です!
その他に芯から体温を上げる方法として、
- 熱がこもりやすい頭部をサウナハットなどを利用して保護する
- 熱さよりも息苦しさを先に感じたら顔や口元をタオルで覆う
なども身体をまんべんなく温めるためには効果的です◎
サウナで我慢勝負は御法度なので、準備が万全に整った状態でじっくり蒸されましょう!
ぬるめの温度設定の水風呂を選ぶ
水風呂の温度はだいたい16度前後に設定されています。
16度は水風呂の中では決して冷たい方ではないですが、体感は普通に結構冷たいです。
わたしは未だに気合いを入れないと入れないくらいの温度感です。
そこで、少しぬるめの水風呂から入り、水風呂に慣れていくという方法があります◎
18度でもだいぶ冷たさは抑えられますが、20度を超えてくるとかなり入りやすくなります!
熱々のサウナでちょうどよく蒸された後に20度の水風呂はむしろ冷たさが物足りなく、水風呂から上がった後でもまだ暑いなと感じると思います。
ここで温度の物足りなさを感じたら、16度前後の水風呂の気持ちよさを感じられるチャンスです!
整う温度の感覚を身体が覚えられてきている証拠です!
水風呂に入れたらなるべく丸く小さくなる
水風呂に入れたら、なるべく身体を丸めてしゃがむ体制になりましょう。
水風呂に入って10秒ほどじっとしていると羽衣が形成されます。
この「羽衣(はごろも)」とはサウナ用語で、皮膚と水の間の空気の膜のことを呼びます。
この膜とは「温度境界層」のことで、この層のおかげで水の冷たさが直接伝わらず心地良い温度で入ることができます。
水風呂で必要以上に動くことは、他の人の羽衣を剥がすマナー違反なので気を付けよう!
水風呂以外で冷やす方法
必ずしも水風呂に入らないといけないわけではありません。
ですが、サウナで熱くなった身体を冷やすのは大切です。
水風呂に入る以外で身体を冷やして整うおすすめの方法をお伝えします!
【水風呂以外で冷やす方法①】手と足を冷やす
どうしても水風呂が苦手な方は膝くらいまでと、腕だけ水風呂で冷やすのもおすすめです◎
手足だけでも水風呂に入っていると徐々に体温が下がり、十分に温冷交代浴の効果は得られます!
足だけでもじっとしていると羽衣の感覚が得られると思います。
【水風呂以外で冷やす方法②】濡れたまま外気浴で風に当たる
外気浴の時は身体の水滴を拭いてから横になるのが推奨されています。
これは水分が蒸発するときの気化熱によって身体が冷えるのを防ぐためですが、水風呂に入らない時はむしろ気化熱の作用を利用して身体を冷やしましょう◎
外気浴で風に当たるか、送風機や扇風機がある施設もあるので、それらを利用すれば効果的に身体を冷やせます。
これだけでも十分にととのえると思うので試してみてください!
水風呂に入らなくてもシャワーで汗を流すのは忘れずに!
水風呂の克服方法のまとめ
水風呂に入り身体を冷やすのも、入らずに外気浴でリラックスするのも、どちらも正解です。
そもそもサウナの入り方は人それぞれです◎
水風呂がどうしても克服できず、苦手な方でもサウナを諦めたりせずに自分なりのサウナライフを楽しんでみてください!