サウナは身体には良いけど髪には悪そう!
サウナに入って髪がパサパサになった
よくサウナは髪が傷むと言われることがありますが、正しく入ればサウナで髪が傷むことはありません◎
むしろサウナには髪に嬉しい効果がたくさんあります!
私自身、美髪のためにもサウナに通っているので、サウナが髪にいい理由と気を付けるポイントについて解説していきます。
サウナで濡れたら髪が傷むといわれる理由
サウナでの髪への熱ダメージ
サウナの髪へのダメージで一番懸念されるのが高温サウナならではの熱のダメージですが、結論から言うとサウナの熱で髪が傷むことはありません。
熱で髪がダメージするというのは主に熱変性(たんぱく変性)のことをいいます。
熱変性とは、髪の毛の主成分であるたんぱく質が熱によって硬くなってしまう現象のことで、主にコテやストレートアイロン、ドライヤーを使う際に起こります。
生卵を茹でたり焼いたりして固まるのと同じ原理で、熱変性で一度硬くなってしまった髪の毛は元には戻りません!
この熱変性は直接髪に当たる温度が、髪が乾いている状態だと約130度から、髪が濡れている状態だと約60度から始まってしまいます。
室温100度のサウナ室でやけどをしないのは、空気による熱伝導があるためサウナ室の温度がそのまま身体に触れる温度ということではないからです。
そのためサウナに入って髪に熱変性が起こることはありません◎
タオルドライ後の濡れた状態の髪は乾いた状態に比べるとデリケートなため、髪が長い方で毛先のダメージが気になる方はなるべく髪は濡らさず、サウナハットやタオルで保護した状態で入るのがおすすめです。
サウナでかいた汗や皮脂が毛穴に詰まる
次に多いのが、大量の発汗によって出た汗が毛穴に詰まるのではないかという点です。
これは、サウナで出た汗や皮脂を流さず放置すると固まって毛穴に詰まってしまうことはあります!
頭皮は体の中で最も皮脂腺が多く、汗腺も手のひらと足の裏に次いで3番目に多くあります。
そのため頭皮にはたくさんの汗や皮脂が分泌されています。
汗や皮脂を放置すると雑菌の繁殖や、酸化皮脂という頑固な汚れとなり、臭いやかゆみなどの頭皮トラブルの原因になります!
空気中の酸素に触れて酸化した汗や皮脂は固まると角栓となり、頭皮の毛穴に詰まってしまいます。
頭皮の毛穴詰まりは頭皮の血行悪化や、薄毛・細毛・抜け毛の原因となります。
そのためサウナでたくさん汗をかいた後は全身をしっかり洗い流しましょう!
サウナが髪に良い理由
サウナに入ると頭皮の血行が良くなる
サウナで頭皮の血行が良くなるとより多くの酸素や栄養分を髪に運べるようになり、健康的な髪が生えてきます。
頭皮は髪の土台となる場所です。頭皮の血行が良いと薄毛や抜け毛の予防、改善に繋がります。
頭皮の血行に関しては美髪つくりにはかなり重要なため、こちらに詳しくまとめてあります。
サウナに入ると自律神経が整う
疲労、緊張、不安、不眠などからくるストレスは、自律神経の乱れを整えることによって解消されます。
ストレスは髪にとっても大敵です。過剰なストレスは自律神経のバランスを崩し、髪の成長を促す毛乳頭の働きを抑えてしまいます。
サウナ→水風呂→休憩を繰り返す温冷交代浴は、血行を促すことにより自律神経の切り替えがスムーズに行えるようになり、ストレスを溜めない身体につながります◎
サウナでリフレッシュすることで抜け毛や薄毛予防と同時に、健康的な髪の成長を促します!
髪が綺麗になるサウナの効果的な入り方
サウナに入るときはサウナハットを被る
サウナハットとはサウナ室内で被る帽子のことで、日常的にサウナに入る習慣のあるフィンランドでは一般的なアイテムです!
主に頭に熱がこもらないようにするのぼせ防止のイメージがあるサウナハットですが、髪と頭皮の乾燥対策にも重要なアイテムです◎
サウナ室は高温で湿度も低く乾燥しているため、無防備で入れば髪の水分が奪われパサパサになってしまうこともあります。
頭皮も過度の熱が加わると毛穴が乾燥し、フケや炎症、抜け毛の原因になります。念のため髪や頭皮を乾燥から守るためにもサウナハットを使用しましょう!
サウナ前にも頭を洗いたいという方や、髪が短くて濡れてしまうという方も、サウナハットを被ることによりダメージから頭皮と髪を守ることができます。
また、サウナハットはロウリュの蒸気や熱から髪の毛を守る効果もあります!
スチームサウナやミストサウナを利用する
サウナには湿度が低い乾式サウナ(ドライサウナ)と、湿度が高い湿式サウナ(スチームサウナ、ミストサウナ)があります。
湿式サウナは、室温40~60℃、湿度は100%にもなり、室内に蒸気が充満しているサウナで、髪の乾燥が気になる方はスチームサウナもおすすめです◎
スチームサウナやミストサウナに入るときもサウナハットをかぶり、髪が濡れるのを防止しましょう。
ヘアカラーを色落ちさせないサウナ後の適切なヘアケア
サウナでかいた汗や皮脂をしっかり洗い流す
サウナ後のヘアケアでは、まずしっかりシャワーで頭皮にかいた汗を流しましょう。
シャンプー前の予流しは事前に汚れをきちんと落とし、泡を立ちやすくして洗いやすくするための大事な工程です◎
いつも以上にしっかり流すようにしましょう。
サウナの後は洗浄力の優しいシャンプーで洗う
シャンプーは洗浄力の優しいものでしっかりと泡を立てて洗います。
サウナでたくさん汗をかいた後なので強いシャンプーで洗いたくなるかもしれませんが、サウナ後は頭皮も髪もデリケートな状態です。頭皮にかいた汗は水でも十分に流せるので、シャンプーは肌と髪を労われるものを選びましょう!
アミノ酸系のシャンプー剤や、炭酸シャンプーがおすすめです。
サウナの後は保湿成分の入ったトリートメントをつける
長時間濡れた状態の髪は表面のキューティクルが開いてとてもデリケートな状態です。
保湿系の成分が入ったトリートメントでケアをしましょう。つけた状態で5分ほど置くとよりトリートメント成分が浸透するのでおすすめです◎
またトリートメントをつけるときは、頭皮につかないように注意し流し残しのないように流しましょう。
髪は濡れている状態だとダメージしやすいので、ブリーチやパーマ、縮毛矯正を施している場合はサウナ前は髪を濡らさないで入るのをおすすめめします。
サウナから出た後は髪の毛をドライヤーでしっかり乾かす
サウナから出た後はなるべく早めに髪を乾かしましょう。
自然乾燥は髪表面のキューティクルが整わずに乾いてしまうので、パサつきやごわつきがおき、切れ毛や枝毛の原因になります!
ドライヤーの前にヘアオイルやヘアミルクなどのアウトバストリートメントをつけると保湿され、より艶が出てしっとりまとまります◎
意外と大事なポイントなのですが、アウトバストリートメントをつけた後は、コームやブラシでとかすのを忘れないようにしましょう。
ドライヤーの際の指どおりが良くなり、特にロングの方は絡まりや切れ毛の予防になります!
サウナが髪に良い理由のまとめ
上記の通り、サウナで髪が傷むことはほとんどありません◎
髪を守るために難しいことも特にないので、サウナの入り方のポイントを抑え、サウナグッズを活用し美髪のためのサウナライフを楽しみましょう!
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